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投稿日:2023年02月10日

短期でも長期でも売上を上げる

いざというとき頼める人脈を築けているか

経営のことを考えると、短期と長期で売上を上げられるよう、常に準備しておく必
要があります。
この日までにいくら調達しなければいけないという短期間でお金が必要なときと、
このくらいのスパンでこれくらいずつお金が入ってくる流れをつくれたらいいという
ときでは、当然売上の立て方の戦略も変わります。

短期で売上が必要な場合、今月末にお金が入るという状況ではもう遅いですよね。
たとえば20日に、
「月末までにお金が入ります」
と言われても、残り10日間しかありません。
先にものを買っていただくとしたとき、自分のところで売れるものを持っているの
か、それとも、信用だけなのか、権利なのかで、攻め方が違ってきます。

もしこれが権利による収益なら、
「月末までに信用だけでお金を貸してください」
ということになりますし、ものを持っていて月末までに売らなくてはいけないなら、
「ごめんなさい! 先買いしてください!」
と頼む人を見つけておかなくてはいけません。
ですから、急なときに用立ててくれるブレーン、つまり頼める人を用意しておく必
要があります。

一方、長期的に攻めていく場合は、余裕を持ってアプローチできるので、
「もし想定している案件が難しかったときにはお願いしますね」
と1ヵ月、2ヵ月前くらいから先に話をしておくことができます。

急場でお金をつくるときは、3ヵ月くらい前から先を読んでおき、ジャブを打って
おくくらいがいいでしょう。

急な場合でも、できれば1ヵ月くらい前から、
「いまがんばっているけれど、難しい場合はお願いしますね」
と頼める人に、根回しをしておきます。
中頃にも、
「いまがんばっているけれど、結果が芳しくなかったときにはお願いします」
と二度伝えたうえで、最後に依頼するのが筋です。

 

いいことも悪いことも身内から

このように、いつでも頼める関係性の人をつくっておきましょう。
これはわたしの持論ですが、経営者を見ていると、何かあったときに身内に頼まず
に、ちょっと距離が離れている第三者に頼もうとする人が多いものです。
でも、わたしは、それは少し違うのではないかと考えています。
困ったときは、身内にまず相談をする。親兄弟仲間に頼めないものをなぜ第三者に
頼めるのだろうと不思議に思ってしまいます。
ところが、なぜかほとんどの人が、本当に困って最後の最後に親兄弟に頼り、最初
から親兄弟を頼るということをしません。
まず知り合いの知り合いくらいに営業をするのです。

いいこと、悪いことは、まずは自分の身内に声をかけ、親兄弟、親しい友人もダメ
だとなれば、知り合いにも声をかけていく。
この流れのほうがうまくいきます。