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投稿日:2023年03月10日

利益はみんなで稼ぐ

ずるい考えはしない

お金にまつわる問題が生まれるのは、支払いの場面だけではありません。
売上を複数名で折半する場合でも、どうしても欲が出てしまい、ずるいことを考え
る人がいます。

 

たとえば、10ある利益を折半にしようとするとき、話の途中から少しでも多く取ろ
うとして、「7をくれ」「8にしろ」と急に言い出して条件を変えようとする人がいます。
売上を複数名で折半することで自分の利益が減るのがイヤなら、利益を20にも30に
も増やすために知恵を絞ったほうがいいのではないでしょうか。

 

でも現実には、みんなで利益を大きくして取り分を増やそうと考える人は少ないで
しょう。それよりも、いまある10をいかに自分が多く取るかということばかりを考え、
自分の利益ばかりを追求するあまり、それで関係性が終わってしまうようなことも少
なくありません…。

 

たとえば、
「ここで使った経費が思った以上にかかったから、多めにください」
などと、あとからいろいろな理由をつけてきたり、
事前に10を折半しようという話をしていたとしても、仲介に入っている人が、
「じつはあと3人、紹介者がいるんですよ」
などと言ってくることもあります。
そんなときには
「うちもじつは30人くらいいますよ」
と間髪入れずに答えましょう。
「御社が3人で、うちが30人なら、その割合で分けましょうか」
と言えば、ほとんどの人は言ったことを取り下げます。そこで、
「そうですよね。だから、最初に決めた通りにいきましょう」
とスパッとその場で終わらせます。

 

取り分の話は、どの業界でも揉めてしまうことがあります。
問題が起こったら、
「言い出したらキリがないので、お金のことは最初に決めた通りにいきましょう。そ
れで揉めるのなら、やめたほうがいいですね」
と線を引いたほうがいいでしょう。

自分も相手もズルをしない。
あとから欲を出すことは、なしにする。
このスタンスを、忘れずにいたいものです。