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投稿日:2023年04月1日

余剰資金は1年分を確保しておく

余剰資金があるから大きな判断ができる

業種業態にもよりますが、わたしの会社では常に1年分以上の余剰資金がある状態
にしています。

本来はどんどん増やして3年分、5年分、10年分くらいは置いておきたいところですが、
わたしの場合、最低でも1年分はなかったら慌ててしまいますね。

3ヵ月なんてあっという間に過ぎますし、半年でも一瞬です。
たとえば、コロナのようなイレギュラーな状況に直面したとき、余剰資金がなくて
はどうなってしまうかわかりません。
資金がないことで、複数の選択肢のなかから判断することも、
方向転換することもできなくなってしまうのです。

わたしの会社では、これまでに散々大変な時期を経験してきたことから、余剰資金
を3年分程度は確保し、それらを使うことなく、来期、再来期までの売上も見込める
状態をつくっています。

 

自転車操業は危険です。
資金繰りに焦り出した途端に、売上を上げられなくなってしまうからです。
とくに、中小企業は、社長が資金調達もするうえ、一番の営業マンでもあります。
社長の動きが借入れのための動きになってしまうと、必然的に売上がストップしまう
わけです。

これが一番の悪循環のはじまりなのです。
企業であれば、余剰資金は1年分以上、見込めていたほうがいいでしょう。