コラム

Column

ホーム > > 教えるのではなく、 気づきを与える

投稿日:2022年03月1日

教えるのではなく、 気づきを与える

人の気持ちを動かすことを狙わない

 一緒に働く仲間には、その人の成長を意識して任せる。

 わたしはこのスタンスを大切にしています。

 任された本人が、自発的に行おうと思ってもらえるように誘導したいので、

「こんなふうに成長してほしいから、この仕事を任せるよ。期待しているよ」

 と目的まできちんと伝えたうえで背中を押します。

お客様や取引先に対しては、お互いに気持ちよくやっていくための小さな

工夫をします。誰かがほめていれば「〇〇さんがありがたいとおっしゃって

いましたよ」とかならずその人に報告し、感謝の気持ちも毎回伝えます。

 そうすると、早めに審査してもらえたり、何かと優遇してもらえたり、通

常ではありえないような協力をしていただけるということが起こります。

 

安心と信頼のなかで、人は気持ちよく動く

 仕事がうまくいくときは、ただ業務がまわっているだけでなく、かかわる

人たちが、気持ちよく動いているように思います。

 そこには「力を出しきってもいい」と思える安心と信頼があるからです。

 こういった気持ちのよい人間関係を築くまでに時間はかかるかもしれませ

んが、そのためにできることは決して大がかりなことではなく、日頃の小さ

な心がけだけなのです。