投稿日：2021年09月20日

ときには相手を試してみる

ビジネスで大切なのは主導権を握ること

 

ビジネスは「どこまで主導権を握れるか」がポイントです。

誰もがお手上げだった難しい案件を引き受けることが多いからか、わたしは、

人と人をつないだり、業務を取りまとめたりする役割を人一倍こなしています。

このとき、主導権をこちらで握ることが、ビジネスの成功を左右する大切

なポイントとなるのです。

 

主導権は仕事の目的を達成するための手段になる

 

「主導権を握る」と聞くと、自分の好き勝手にするという印象を持つかもし

れませんが、そうではありません。

ここで言う主導権とは、仕事の目的を達成するための「手段」としての主

導権です。

かかわる人々にとって最善策を見出し、案件の目的を果たすことがミッショ

ンです。そこに自尊心や承認欲求などを持ち出されては困るのです。

チームのなかに「自分はすごいんだ」ということを誇示するために仕事を

する人がいると、とたんに歯車が狂い出します。

それがたとえお客様であっても、です。

ですから、仕事が始まる前に「この人はプライドばかり高く、自分のこと

ばかり考えているな」と感じたら、あえて厳しく伝えて試してみます。

話していて、「ただのひとりよがりな人だ」と判断すれば、「そうですか、

よかったですね」「ではまた検討します」と言ってそのまま終わりにするこ

ともあります。

相手を試したとき、いい反応なのかそうでないのかによって、一緒に組め

る人なのかどうかが決まります。

いいビジネスをするには、少し試して自分で主導権を握るべきなのです。