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投稿日:2021年08月1日

新事業の判断軸は、需要と供給+収益性

薄利多売では意味がない

 

新事業を考えるときに、欠かせない視点があります。

それは、売れる商品かということに加えて、収益性まで鑑みることです。

 

いまでこそ収益性を重視していますが、昔はわたしも「売れるか・売れな

いか」という判断だけで商品に飛びついていました。

でも、薄利多売では意味がありません。どうしたら収益が出るかというと

ころまで計算しなければ、手元にお金が残らないからです。

 

コストが低く高収益のサービスを扱う

 

わたしはいま、人を雇って人海戦術をする必要があるビジネスには手を出

していません。紹介をとおした営業をすることで、高額な報酬が入ってくる

商材を扱うようにしています。

 

しかも、ものを売るだけではなく、仕組みや権利、システムをまとめて販

売するような、利幅の大きいもの、大きくできるものを扱うのです。

 

利幅が小さいものも大きいものも、売り方は同じ。

売るときに心がけていることは、需要と供給のバランスです。

 

ニーズがあるところにプレゼンに行くこと。

この点を徹底しています。

 

そして、お客様が「わたしがほしかったものはこれだよ」と思っていただ

けるような情報を集めて、お伝えするのです。

 

大きく利益が出る売り先を確保する

 

ものがどこで売れるかを判断するとき、わたしの場合は、

「誰が買うだろう? どこに売れるだろう?」

と問いながら、見立てていきます。

そして、そのなかで一番大きなところにアタリをつけて、そこから販路を

確保していくのです。

 

たとえば、おむつを売りたいとき、わたしは介護施設に1件1件飛び込み

営業はしません。

業界内の大手企業を見つけて、その企業のキーパーソンとつながります。

トップダウンで売り先を決めるのです。

 

「一番効果的に販促するには?」という目線をぶらさない

 

これは「てこの原理」とも言えます。

売りたい商品やサービスを中心に考えたとき、「一番効果的に販促するに

はどうしたらいいのか」という目線をぶらさずに販売戦略を立てるのです。

 

このような発想をすると、お客様ひとりあたりの売上が1万円だったとし

ても、「1万人の会員がいる団体とつながって、1億円の収益を出そう」と

いう設計ができるようになります。

 

新事業は、倒れると大きな損失を生んでしまいます。

でも、需要と供給+収益性を意識すれば、しっかりと波に乗ることができ

るのです。