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投稿日:2021年10月1日

売る側と買う側の論理は違うことを知る

ややこしい案件ほど、
関係者全員を納得させることが不可欠

 

業種を問わず、あらゆる業務に携わってきましたが、なかでも太陽光発電の仕事は大きな柱のひとつです。

太陽光発電でわたしのもとにオーダーがあるのは、いわゆる「ややこしい案件」ばかり。

 

問題があるので解決してほしいと相談に訪れる人がほとんどです。

このときにかならず心がけているのは、売りたい人と買いたい人の間に立って折衝を行い、それぞれが納得する形で着地させることです。

 

しかし、売る側と買う側の論理は正反対です。

売る側は、簡単に効率よくたくさん売りたい。一方、買う側は少しでも安く買い、アフターサービスまで望んでいます。

 

好き嫌いをいったん切り離して考える

 

ややこしい案件の場合は、この両者の要望がとくに際立ちます。

その間に立つわけですから、目的を見失わず、いかに主導権を握るかがポイントです。

複雑な案件を動かすために、わたしからクライアントにお願いすることも多々あります。

 

必要書類の準備といった事務的なことだけでなく、ときには「一緒に頭を下げましょう」と提案することもあります。

 

このときに、建設的な話ができること、課題を解決するために一緒に努力できることが非常に大切です。

一見いい人に見える人でも、仕事になると正反対ということもあります。

ビジネスの場では、好き嫌いと切り離して考えたほうがいいでしょう。

そうは言っても、人間ですから、好き嫌いの気持ちがわいてくるのも事実。

 

どんなによい案件であっても、あまりにも「嫌い」が勝ってしまったら、潔くお断りすることにしています。

相手を見極め、こちらにできる最大限のことをする。

この姿勢を基本にしたいですね。