Column
投稿日:2021年07月20日
請け負う案件が発生したら、かならず必要経費や手数料の計算をして、
・ できること
・ できないこと
・ 期限
をすべて明確にする。
そのうえで、金額や条件を社内にて検討し、確定してから進めていく。
これが、わたしが徹底して行っていることです。
ところが、思っている以上に、このことを欠いてしまう人が多いのです。
わざと曖昧にしたりして、
「あわよくば、もう少し予算を引き出せるかも…」
などと考えているのです。
残念ながら、このようなやり方では絶対にうまくいきません。
お金まわりのことを曖昧にしている人の根底に流れているのは、
「数字についてのことを言いにくい、主張できない」
という思考です。
でも、いつまでも金額を曖昧にしたままでいると、値上げどころではなく
なり、最終的に値引きすることになってしまいます。
じつは、儲けたい気持ちが強い人ほどお金の話をしたがらず、最後は値引
きでものを売ってしまうという矛盾した状態に陥りがちです。
これまでにたくさんのケースを見てきましたが、「儲けたくて損をする」
という状況が、驚くほど共通しているのです。
言いにくいと思うことほど、曖昧にせずに明確に伝える。
とくにお金のことは、はじめからクリーンにしておく。
そのほうが信頼が生まれやすく、相手も自分も、気持ちのよい仕事ができ
ますよ。
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