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投稿日:2022年01月10日

トラブル時こそ、 日頃の人間関係が試される

小さな対応こそ丁寧に行う

 強固な人間関係を築く秘訣は、クレームになってもトラブルにならないよ

うなお付き合いを、日頃から心がけることです。

 売り手と買い手の立場になると、「買い手が偉いのだから、上からものを言っ

ていい」という関係性になってしまうケースがよくあります。

 わたしは上下関係をつくりません。

 常にフラットな立場でコミュニケーションをとることを、意識しています。

 なぜかと言うと、そうすることで、揉めたときにも、すぐに解決に向けた

相談ができるからです。

 

「調子のいい人」になってはいけない

 もっとも避けたいのは、「普段偉そうにしているくせに、困ったときだけ

相談してくるね」と言われてしまうことです。

 お付き合いしていれば、どうしてもお願いを聞いていただかなければいな

いことも出てくるもの。

 そんな有事のときに「ちょっと相談があります」と、気持ちよくお伺いを

立てられるように、日頃から人間関係をしっかり築いておいたほうがいいの

です。

 

人間関係ができていれば、解決も早い

 人間関係ができあがっていれば、あらゆるコミュニケーションがとてもス

ムーズになります。

 言いづらいことがあったとき、わたしは発覚したタイミングで相手に伝え

るようにしています。

 信頼関係のある間柄なら、あれこれと根回ししたり、トラブルにならない

よう水面下で動くよりも、すぐに状況をお伝えしたほうが、解決も早いから

です。

 ただし、伝え方には注意したほうがいいでしょう。

 まともに伝えては怒りを買ってしまう場合もあります。

 

相手を不安にさせない伝え方を徹底する

 たとえば、太陽光パネルが強風で飛んで、500枚を入れ替えなければな

らなくなったとき、そのまま伝えると、ただ激怒されるだけです。

 パネルを入れ替える必要があることは伝えなければいけませんが、理由ま

で詳細に伝えなくていいでしょう。

「それは仕方がないな」と思っていただける報告をします。

 不測の事態が起こったときには、人は「大丈夫なのか?」と不安になりま

す。だからこそ、相手の不安を増長させるような言い方はせず、ある程度言

葉を変換し、解決策とあわせて伝えるのです。