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投稿日:2021年08月20日

どんな立場でも与えることを意識する

朝の掃除がビジネスにつながる

以前、工場の秘書の仕事とあわせて、マンション販売事業に

かかわっていたことがあります。

工場の親会社がマンションデベロッパーだったこともあり、

秘書以外の仕事も任されていたのです。

 

ある日、マンション販売の専門会社に研修に行く指示を受け、

研修先の福岡で、マンション営業のイロハを学びました。

 

ただ、すぐにノウハウを学べたわけではありません。

当初はいつまでたっても教えてもらえず、

「いつ教えていただけるのですか?」

と先輩に聞くと、

「仕事が終わってから」

というそっけない回答。

 

そこで、仕事が終わるまで待って、飲みの席で教えてもらっていました。

翌朝には誰よりも早く出社し、モデルルームの掃除をしていました。

いまできることを精一杯やる

「そんなことはしなくていいよ」

と言われましたが、

「ものを習う立場なら当然です。わたしが一番できないので」

と、掃除や片づけなど、自分の役に立てそうなことを積極的に取り組んでいました。

そんな日々のなかで、裏技や金融計算なども含めたマンションの

販売ノウハウを学んだ結果、マンションを販売することができたのです。

すると、社員旅行に連れて行っていただけたり、

社員のようにかわいがっていただけるようになりました。

 

 

本気の姿勢は、周囲に伝わる

本社に戻ってからも、40戸と50戸のマンション2棟を担当していましたが、

全戸数の半数以上をひとりで売りきりました。

 

購入したお客様が「いい担当者がいる」と紹介してくださったおかげです。

誰もが、何もないところからスタートします。

最初は自信もなければ、実力もありません。

 

その状況下から上がっていくには、まず、できることで精一杯貢献する。

 

すると、やがては本気の姿勢が伝わり、周囲も

「どうにかしてやろう」

という気持ちになるのです。

 

 

どんな立場であっても、与えることはできます。

いつでも精一杯のいまを、生きたいものです。