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投稿日:2021年07月10日

「いいもの=売れる」とは限らない

売れるのかどうかを、最優先で考える

どんなに素晴らしい商品でも、

・ 売れるのか売れないのか

・ 売れた結果、どれくらいのお金が残るのか

という視点で判断する目を持ったほうがいいでしょう。

 

ある顧問先の人が「ものすごくいい権利が手に入りそうなのです。しかも

在庫負担もありません」と喜んで話してくれたことがあります。

わたしは、「まだ現物を見ていないうえ、売り方もわからないのに喜んで

どうするのですか」と返事をしました。

 

どんなに素晴らしい特許商品でも、売れなければ意味がないのです。

 

「どう売るか」を考えるまでが商品化

 

以前、開発者と一緒に銀行の支店長のもとへ出向いたとき、こんなふうに

一刀両断されてしまいました。

 

「いくら素晴らしいものでも、売れなければ意味がありません。今回は大林

さんが売ってくれると思うから、我々は融資をしようと思うけれど、通常は

いくら熱心にプレゼンをしても、たとえ優れた特許でも、売れなければいい

ものとは言えないんですよ」

これは、ものを売るというビジネスではすべてに当てはまることです。

 

どんなにいい商品でも、売れなければ意味がない

 

いいものであることは当たり前。

それを売れるように工夫したり、売るための販路を確保することが本当の

商品化なのです。

 

どんなによい商品をつくっても「売れなければ意味がない」。

これはいつも肝に銘じたいことです。